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雷と稲妻の語源
ゴロゴロ・ピカッ!!カミナリがしてイナズマがはしる。夏になると良く見られる光景ですね。
今回は『雷』『稲妻』の語源について調べてみました。

雷
雷の語源は「神鳴り」です。雷は神様が鳴らすものと考えられていたからです。
この語源「雷は神が鳴らすもの」という考え方は、日本だけでなく世界中で同じようです。
ギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のユピテル、バラモン教のインドラなどは雷を操る天の神と考えられていましたし、聖書においても雷鳴を神の意思表示として表現されている部分もあります。
「空→天→神」という考え方は世界でも多いようですね。
また、雷という言葉が広く使われるようになったのは中世以降で、それ以前は「なるかみ」や「いかづち」が一般的だったそうです。
「なるかみ」も「いかづち」もやはり神様と空に深く関わる言葉でした。

稲妻
稲妻の語源は「稲の夫(つま)」です。
なぜ電光が稲のつまなのでしょう。
それは雷光が稲を妊娠させると考えられていたからです。
昔、雷が多いと豊作になることが多いため「雷光が稲に当たると稲が妊娠して子を宿す」と考えられたそうです。
実際に雷の多いときは降水量や日照、気温など、稲の生育に良い条件が揃います。
また、古くは夫婦や恋人が互いに相手を呼ぶときは男女関係無く「妻」「夫」とも「つま」と言ったそうです。
そのため、「雷光は稲を実らせる夫(つま)」から「いなづま」になり、現代では「つま」という語に「妻」が用いられるため「稲妻」になったと考えられています。
経験上、雷と豊作を結び付けていた古代の「生活の知恵」とその表現力のユニークさを感じますね。

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