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生姜の有効成分
- 生姜の特有な成分として、ジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオール、シネオールといったものがある。
- 生姜独自の成分であるジンゲロン、ショウガオールは生姜の辛味成分で、胃液の分泌を促進して消化吸収を助ける効果がある。特にジンゲロンは強い殺菌作用があり、食中毒の予防に効果的。
- ジンゲロールやシネオールなどの香り成分は、消炎、発汗、保湿などの作用がある。発汗を促進し、身体を温めることで冷え性の改善になる。
- 唾液の分泌を促し、食欲を増進させるので、風邪の初期症状をやわらげる効果がある。さらに、この香り成分は肉や魚の臭み成分と結合し、臭いを消す効果もある。
- 生姜は外用薬としても効き目があり、温湿布にも使用されている。
- 味覚神経を刺激して交感神経を活発にし、体脂肪の分解・燃焼を促します。体内エネルギーを消費するので、ダイエットにも活用される。
- ジンゲロール等の成分には、抗炎症効果があり、リウマチ、神経痛等の痛みを和らげてくれます。また、肩こり、腰痛にも効果を発揮します。
- 生姜の薬効としては、生の生姜に多く含まれるジンゲロールは強い殺菌力があり、体の免疫力を高めてくれる。血行を促進して体の表面温度を上げ、代わりに体内温度を下げる。また、加熱したり乾燥させたりすると一部がショウガオールという成分に代わり、薬効に変化が生じる。胃腸の壁を刺激し、体内温度を上げることから、冷え性対策に向いている。
| 成分 | 効果 |
|---|---|
| ジンゲロン | 殺菌、血行促進、発汗、抗酸化作用、血圧上昇 |
| ショウガオール | 殺菌、血行促進、発汗、抗酸化作用、血圧上昇、鎮痛、解熱 |
| ジンゲロール | 消炎、発汗、去痰、保湿、消臭、解毒、乗り物酔い防止、脂肪細胞の分化促進 |
| シネオール | 殺菌、保湿、発汗、食欲増進、消臭 |
| アスパラギン | 排尿促進 |
| ボルネオール | 鎮痛、抗炎症、解熱 |
| カビコール | 殺菌 |
| シトラール | 麻酔薬、胸部・咽頭の感染症の改善 |
| クメン | 麻酔 |
| シメン | 抗インフルエンザ、殺菌、殺虫 |
| デヒドロゲンジオン | プロスタグランジンの生成抑制、肝臓病治療 |
| ゲラニオール | 抗カンジダ、殺菌 |
| ジンゲジオン | プロスタグランジンの生成抑制 |
| ヘキサヒドクルクミン | 肝臓病治療、胆汁の分泌促進 |
| リモネン | 皮膚の炎症を起こす、防虫 |
| リナロール | けいれん予防、殺菌 |
| ミルセン | 殺菌、殺虫、筋肉弛緩 |
| ネラール | 殺菌 |
| ピネン | 去痰、殺虫 |